全国土地家屋調査士政治連盟(以下全調政連と言う。)は、日本土地家屋調査士会連合会(以下連合会と言う。)と連携し、土地家屋調査士制度を力強く推進します。
政治資金規正法や公職選挙法により連合会が行えない政治活動を全調政連が担い、社会情勢の変化に伴った土地家屋調査士関係法令の改正や土地家屋調査士業務の円滑な推進を阻害する社会的要因の是正を求める活動を行います。
また、不動産に関する権利の明確化の最前線に立つ土地家屋調査士の現場の声を政治に届けます。
この活動を強力にご支援いただいているのが自由民主党、公明党、立憲民主党、国民民主党に組織された土地家屋調査士制度推進議員連盟であります。
全調政連は、各党議員連盟と交流を深め、土地家屋調査士法関係法令の改正や土地家屋調査士制度に関する予算・政策要望の実現に取り組んでいます。
現在の主たる活動は、筆界を明らかにする業務が土地家屋調査士、土地家屋調査士法人、公嘱協会が行える業務である旨の明文化と狭あい道路解消に係る有効な予算措置及び国によるガイドラインの策定を実現する活動であります。
インフラの再構築や防災、減災、国土強靭化に土地家屋調査士の専門性を活用し、国民生活の安定と向上をより一層推進すべきと考えるからであります。
とは言っても、政治連盟の活動は見えにくく、調査士会員の関心は決して高くはありません。
しかし、政治の理解なくして土地家屋調査士制度の未来はありません。
かって、私たちの先人は20数年にわたる政治活動の結果、昭和25年ついに土地家屋調査士法制定の快挙を成し遂げました。
そして、その後の意欲ある人々の政治活動によって今日の土地家屋調査士制度が築かれました。
全調政連は、誕生してまだ20年、このような先人のご尽力、ご功績を深く胸に刻み、土地家屋調査士制度を力強く推進し、もって土地家屋調査士の地位の向上を実現します。
皆様のご支援、ご協力を宜しくお願いいたします。
全国土地家屋調査士政治連盟会長 椎名 勤